お母さんは、子供にあれダメ、これダメって怒るよね。
それってなぜかな?
お母さんは、子供のためって言うだろうね。
もちろん、それも理由としてある。
でも、本当はお母さん本人のため。
子供が悪さしたら、怒られるのは誰?
お母さんもだよね。
あそこのお母さん、ちゃんと子供を躾けてない。ダメなお母さんね。って言われちゃうからね。
子供の時は、家族という狭い世界しか知らないし、お母さんに嫌われたらどうしようって、すごく思うから、一生懸命いい子になろうとする。
で、大人になるまでに、いらない自分を捨ててしまうけど、捨ててしまったがために、辛い思いをする。
大人になったら、捨てた自分を取り戻す作業が始まる。苦しいことや、思い出したくない事も見ないといけない時があるけど、
そうやって、捨てた自分を見つけて、仲直りして、取り戻すと、毎日が更に楽しくなる。
捨てた自分を取り戻すのが大変なら、最初から捨てさせなければいいんじゃないの?
いやいや、大人になるまで何も欠けてこなかったら、他人の痛みや辛さがわからない人になってしまう。
つまり、お母さんは、子供から半分はいらないよと捨てさせながら育てるのが役目。
だから、お母さんは自分のためであっても、子供を怒ってもいい。
自由に育てていい。
大人になったら、子供がちゃんと捨てた自分を探しに行くから大丈夫。
あなたはちゃんと愛されてるよ。